現在、小・中・高どの段階でも学ぶ機会が設けられているプログラミング。現在、社会の中で様々なもののIT化が進んでいる中で、プログラミングの必要性が非常に高まっています。
同時に、政府が掲げる現実空間と仮想空間の融合を目指す「Society 5.0」の実現に向けて、動きが活発化してきているのです。そのため、教育現場でプログラミングが取り入れられ、多くの学生が学習を始めています。
とはいっても、プログラミングの勉強は難しいものばかりで、挫折してしまうケースも少なくありません。今回は、特に将来の職業を具体的に考え始める高校生のプログラミングの勉強法について、解説していきたいと思います。
【高校生向け】プログラミングの勉強法は?
高校生も、学校の授業でプログラミングの勉強をする機会があると思います。学校の授業で十分、と思ってしまうかもしれませんが、プログラミングの勉強をすることで、社会に出た時にITの知識を活かすことができます。
また、プログラミングを勉強することで論理的思考が身につけることができるため、他の勉強にも役立てられます。
では、オススメの勉強法について紹介していきましょう。
オススメの勉強法は、本などを見て、とにかく真似すること。本に記載されているコードをひたすら真似をして、書き写すことが重要です。
プログラミングをする場合、コードを覚えている必要があります。コードを正確に打ち込み、動作が正常に動くのを確認することでより強く記憶できますし、なによりコードを眺めているだけよりも分かりやすいです。
後は、教材などを購入して勉強するのもオススメです。教材は、必要なことが分かりやすくまとめられていますから、1人で勉強する場合も取り掛かりやすいです。
プログラミングの知識を仕事に活かすことも
プログラミングを勉強しているうちに、「プログラミングが好きになった」「もっとプログラミングを極めたい!」と考える方もいるかもしれませんね。
プログラミングを勉強し、身につけた場合、プログラミングを扱う仕事に就くのはいかがでしょうか?勉強したことを最大限活かせるだけでなく、好きなことを仕事にできるチャンスです。
ただ、実際にプログラミングを活かせる仕事に就く、と言っても、実践レベルの勉強を独学で行うのは困難。就職してから、やりながら覚えようという方もいるかもしれませんが、より深い知識を持っているか持っていないかで理解度は異なります。また、独学だけで即戦力として働くことは難しいでしょう。
高校生の段階で、プログラミングを活かせる仕事に就きたいと強く思う場合は、進学先にプログラミングを勉強できる学校を選びましょう。例えば、こちらのプログラミングを勉強できる大学もその一つです。ここは、プログラミングを学ぶことができるコースが5つ用意されています。興味のある分野に特化したコースを選ぶことができるので、興味を持って勉強に取り組むことができるでしょう。
プログラミングに関わる仕事について
プログラミングに関わる仕事と言うと、「プログラマー」をイメージする方が多いと思います。その名前の通りプログラミングを担当する職業で、システムやソフトウェアが作動するようにソースコードを記述します。
しかし、プログラミングを扱うのはプログラマーだけではありません。いくつか仕事を紹介するので、職業選びの参考にしてみてください。
システムエンジニア
システムエンジニアとは、システムの設計や開発を行う仕事です。問題や課題を抱えるクライアントにヒアリングし、最適なシステムについて考えます。
中には、「プログラマーと同じじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。しかし、システムエンジニアはより上流の工程、つまり初期の段階を担当します。一方プログラマーはプログラミングに特化しており、システムエンジニアの設計通りに作業するのが仕事です。
最初の工程に問題があるとその後全体に影響を与えてしまうので、システムエンジニアはより非常に重要な役割を持つといえるでしょう。
Webエンジニア
Webエンジニアとは、その名の通りWebサイトに関する設計や開発を行う仕事です。Webのプログラミングに関して幅広い業務を担うプロフェッショナルだといえます。
自社で扱っているサイトや、クライアントが求めるサイトを作り出すため、仕様を決定し開発を進めます。サイト設立後も保守や運営などを行います。また、検索エンジンで上位に表示されるためのSEOや、集客のためのマーケティングなど、さまざまなスキルが求められます。
データサイエンティスト
データサイエンティストとは、ビッグデータを分析して活用する仕事です。
ビッグデータそのものに明確な定義はありませんが、一般的に「さまざまな種類や形式のデータを含む大量のデータの集まり」を指します。例えばWebサイトひとつとっても、「ユーザーの情報」や「利用時間」、「利用者数」、「行動履歴」…。膨大なデータが存在します。
このようなデータを活かして、仕事の効率性を高めたり、従来のサービスを改善したりするのが、データサイエンティストです。AI技術の向上により、非常に需要が高まっている仕事の一つです。
システムインテグレーター
システムインテグレーターとは、SIer(エスアイヤー)とも呼ばれ、クライアントのシステムを全て一括して請け負う仕事です。
クライアントの業務内容の分析や、システムの企画、ハードウェア・ソフトウェアの選定・導入、保守・管理まで、総合的に行います。システム開発に関することなら、ほぼ担当するといえるでしょう。
まとめ
プログラミングは、今後も需要が高まっていく分野の一つです。そのため、プログラミングを活かせる仕事は、社会貢献度の高い仕事であるとも言えるでしょう。
ぜひ、興味のあることを極めて、仕事に活かしてくださいね。